両儀鍼灸院のとがわです。
肩こり・首こりとは
肩こりや首こりは、単純な筋肉疲労だけではなく、
- 筋肉の緊張
- 血流調整の低下
- 神経の過敏状態
- ストレス反応
- 姿勢や呼吸パターン
などが重なって起こります。
特に慢性的な首肩こりでは、筋肉そのものよりも「身体が緊張を解除できない状態」が関係することがあります。
① 自律神経と首肩こり
ストレス・緊張
↓
交感神経優位
↓
筋肉の緊張が続く
↓
血流低下
↓
疲労物質が蓄積
↓
痛み・重だるさ
という流れがあります。
本来、休息時には筋肉の力が抜けますが、交感神経が高い状態では、
「常に肩に力が入っている」
ような状態になります。
② 首は自律神経の影響を受けやすい
首周囲には、
- 神経
- 血管
- 筋肉
- 感覚受容器
が集中しています。
首の緊張が強いと、
- 頭痛
- めまい
- 目の疲れ
- 耳鳴り
- 呼吸の浅さ
- 自律神経症状
につながることがあります。
特に後頭部の筋肉(後頭下筋群)は、頭の位置や目の動きとも関係します。
③ スマホ・PC姿勢と肩こり
頭の重さは首の角度で負担が変わります。
頭が前に出る
↓
首の後ろの筋肉が引っ張られる
↓
後頭部・肩周囲が緊張
↓
慢性こり
よくある状態:
- 顎が前に出る
- 巻き肩
- 胸が硬い
- 呼吸が浅い
④ 呼吸と首肩こり
緊張時は胸式呼吸になりやすく、
肩で息をする
↓
首・肩の呼吸補助筋が働き続ける
↓
肩こり
になります。
関係する筋肉:
- 斜角筋
- 胸鎖乳突筋
- 僧帽筋上部
- 肩甲挙筋
東洋医学的な見方
① 肝気鬱結(ストレス型)
特徴:
- 首肩が張る
- イライラ
- ため息
- 胸脇部の張り
- 頭痛
考え方:
肝の疏泄失調
↓
気の巡りが悪い
↓
筋肉が緊張
関連穴:
- 太衝
- 合谷
- 内関
② 気血瘀滞(こり・固定痛)
特徴:
- 硬いコリ
- 押すと痛い
- 同じ場所がつらい
- 動かすと楽になる場合
考え方:
気血の流れが停滞。
関連穴:
- 肩井
- 天柱
- 風池
- 合谷
③ 寒邪によるこり
特徴:
- 冷えると悪化
- 温めると楽
- 筋肉が硬い
考え方:
寒により筋脈が収縮。
関連:
- 温灸
- 台座灸
などが用いられることがあります。
④ 肝腎不足・慢性疲労型
特徴:
- 長年の首肩こり
- 疲れやすい
- 腰も重い
- 回復が遅い
考え方:
身体を養う力が不足。
関連穴:
- 太谿
- 三陰交
- 足三里